ドクターズインタビュー
頭痛やめまい、手足の痺れ
急にこうした症状が現れた場合は
ご注意ください
皆様、どのようなきっかけで
受診されていますか?
圧倒的に多いのは頭痛のご相談です。
ほかにもめまいや手足の痺れ、視野が狭くなったなど様々な症状の訴えがありますが、一番多いのは頭痛ですね。
また、めまいがあって耳鼻咽喉科を受診したものの、調べても目立った所見がないため、念のためMRI検査をしておこうということで、当院を紹介されてお越しになるケースも多いです。
検査の結果、脳卒中など重篤な疾患が見つかるケースはありますか?
あります。
脳卒中以外にも、脳腫瘍が見つかったり、また飛び込みで受診しに来られた患者様が脳梗塞だったり、脳出血だったりしたこともあります。
そういう方に多い症状は、やはり頭痛やめまいですので、急にそうした症状が現れた場合には、そのままにせずに早めにご相談ください。
ほかにはどんな症状に
気をつけるべきですか?
“ろれつが回らない”などですね。
ろれつが回らないというのは、まわりの人も気づきやすい明らかな異変ですので、ご家族の方が「昨日から電話での声がおかしい」と言って連れて来られる場合があります。
そうした異変を訴える方は基礎疾患のあるご高齢の方が多いので、ご家族・ご親族に該当する方がおられるのなら、まわりの方は注意して見守っていただきたいです。
狭いところが苦手な方も安心な
オープン型MRIを
導入・即日検査が可能
ふくしまクリニックの特徴は?
大きな特徴として、オープン型MRIを導入していて、即日検査が可能で、土日も検査が受けられることです。
ドーム型ではなくオープン型MRIを導入したのは、閉所が苦手な方にも安心して検査を受けていただきたいからです。
ドーム型はどうしても閉塞感があり、「検査が怖い」という方がおられますが、そうした方でもオープン型MRIならまわりが閉鎖されておらず開放的なので、比較的安心して検査が受けられます。
またMRIと関連するところで、MRI検査やMRA検査により脳卒中(脳梗塞・くも膜下出血・脳出血)の早期発見に繋がる脳ドックも実施しています。
脳ドックは予約制ですが、MRI検査同様に土日も受けられます。
そのほか、心電図も取れますし、動脈硬化の検査もできます。
こうして幅広い検査に対応している点も、当院の強みです。
脳神経外科・内科は“頭の検査”の
イメージが強いですが、
それだけではないのですね?
頭の検査をする時にMRIのモニターを付けるのですが、例えば心房細動などは脳卒中のリスクファクターになるので、診断を受けている疾患の状態を含めて、「脈は乱れていないか?」なども確認するために心電図検査を実施しています。
「とりあえず心電図やってみよう」という感じではなく、MRI検査に付随して行っているという感じです。
頭の検査以外にも
外傷や一般内科的な診療にも対応
認知症のスクリーニング検査も
行われていると聞きましたが?
神戸市の認知機能検診を行っていて、「家族の様子が最近おかしい」ということで連れて来られるケースが多いです。
認知症の検査は通常は費用もかかり、少し敷居が高いイメージもあるので、こうした市の検査は、認知症の早期発見・早期治療の入口として良いと思っています。
MRI検査のほか、
外傷や一般内科的な診療にも
対応されていますが、
幅広い診療が行える背景は?
私が救急病院や療養型病院などでの勤務経験があり、急性期から療養まで、診療の一連の流れを知っていることが大きいです。
特に救急医療を経験していると医師として診療の幅が広がり、専門である脳神経外科・内科以外にも、風邪などの普段の病気を診たり、外傷への応急処置も行えるようになります。
基礎疾患と脳卒中は
深い関わりがありますが、
脳卒中の治療と並行して生活習慣病を
診ていくケースもありますか?
そうですね。
糖尿病、高血圧、脂質異常症などは脳卒中の方に多い基礎疾患ですので、一緒に診させていただいて管理することは重要となります。
こうした生活習慣病をお持ちの方には、投薬治療を基本に定期的に採血を行って状態を確認しています。
敷居の高さを感じずに
気軽に何でもご相談ください
最後に、HPをご覧の方へ
メッセージをお願いします
脳神経外科・内科と聞くと、敷居が高く感じるかもしれませんが、内科など他科と同じように気軽にお越しいただき、検査・治療が受けられる場所ですので、気になる症状があったら気軽にご相談ください。
風邪の症状や打撲など、普段のお悩みにもお応えしており、MRI検査という専門性に加えて、地域のかかりつけ医として皆様の健康をお守りいたします。